Q&A・・・ストーカー・浮気を内容証明で予防・解決の事例
職場の同僚によるストーカー被害の内容証明
Q.職場の同僚である男性から再三にわたり交際を求められましたが、お断りをしていると、半年くらい前から毎日電話やメールで交際を要求されるようになり、
職場では私に対する否定的な評価の噂を言いふらされて困っております。このようなストーカー行為を止めさせるために内容証明で警告したいのですが、どのような文面にすればよいでしょうか?
A.具体的な文例でお答えします。
■「内容証明の書き方研究室−ズバリ解決講座−」が提案する内容証明の文例■
平成*年*月*日
千葉県*市*町*丁目*番*号
被通告人****殿
通知書
貴殿は約6ヶ月前から私に対してほぼ毎日、 電話やメールで交際を執拗に要求しておりま すが、私は貴殿の要求に応じる意思は全くあ りません。 また、貴殿は職場において、私が性的にだ らしのない女性であるかのごとき虚偽の評価 を流布しており、私は大変な精神的苦痛を被 っております。 このような執拗なつきまといや名誉を毀損 する行為については直ちに中止するよう通告 いたします。 貴殿の行為は民法の不法行為を構成するも のであり、私の精神的苦痛に対する慰謝料の 支払債務が生じるのみならず、強要罪や名誉 毀損罪など刑法に違反するほか、ストーカー 等規制法で禁止されている、つきまとい等の 行為としても処罰の対象となります。 本書面による通告にもかかわらず、今後も つきまといや名誉毀損行為が継続する場合に は法的措置をとらせていただく所存であるこ とをあわせて警告いたします。
千葉県*市*町*丁目*番*号
通告人○○○○印
【注】
・強硬な印象を与える文面になっています。加害者に都合の良い解釈の余地を与えることがないように、きっぱりと拒絶の意思を表示することが大切です。
くれぐれも、相手に気を使った好意的な文面や弁解めいた文面にはしないように注意して下さい。
・ですます調→である調、貴殿→被通告人、私→通告人、と書きあらためると、より強硬な印象をもたせます。
・なお、この文例はパソコン画面の表示の都合上、横長に広がってしまっていますが、内容証明を実際に作成される場合には、一行20字以内におさめるように作成してください。
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