内容証明基礎講座…「内容証明メリット・デメリット」
セミナーその3…内容証明のメリットとは?
● | 内容証明は文面が郵便局に記録として残りますので、『そんな手紙は受け取っていない』といった言い訳を相手方ができなくなります。 |
● | 心理的なプレッシャーを相手にかけていきますので、裁判等によらず速やかにトラブルの予防・解決を図ることができます。とくに法律の専門家に内容証明の作成を依頼した場合には、その資格名と氏名が記載され、職印(法律の専門家であることを示す印章)が押印されることにより、より相手方に対する心理的プレッシャーを期待することができます。 |
● | もし相手方が内容証明による通知に応じない場合、裁判等を視野に入れた事後策を講じていくことになりますが、『確かにこちら側からの意思表示がなされた』ことが証明されますので、裁判上有利な証拠等として用いることができます。特に請求権の消滅時効の暫定的な中断を証拠に残すことなどができます。 |
セミナーその4…内容証明のデメリットとは?
● | 内容証明には法的拘束力や強制力はありませんので、相手方が応じて来ない場合など、裁判等に比べればトラブル解決の確実な効果は見込めません。 |
● | 内容証明は相手方に対してこちらの意思を強く主張する、いわば“脅し”“宣戦布告”としての意味も持ちますので、相手方との人間関係にひびが入ったり、相手方が意固地になって余計に話がこじれるおそれがあります。 |
● | 内容証明は文面が郵便局に記録として残りますので、自分に不利なことをうっかり書いてしまうと、相手方にとって有利な証拠を提供することになってしまい、逆効果の場合もあります。 |
〜内容証明基礎講座〜セミナー目次
セミナーその1…内容証明郵便とは何か?
セミナーその2…どんな場合に内容証明を使うの?
セミナーその3…内容証明のメリットとは?
セミナーその4…内容証明のデメリットとは?
セミナーその5…内容証明の書式は?
セミナーその6…書き方の注意点
セミナーその7…内容証明郵便の出し方
セミナーその8…費用・郵便料金
セミナーその9…電子内容証明の概要
セミナーその10…電子内容証明の利用法