内容証明基礎講座…「電子内容証明について」
セミナーその9…電子内容証明の概要
電子内容証明とは郵便局が内容証明郵便を電子化して、インターネットを通じて24時間行うサービスです。
1.郵便局へ直接行かなくても、インターネットを利用して内容証明が24時間いつでも出せる。
2.1枚の用紙に書ける字数が大幅に緩和。
3.宛名を書いた封筒が不要。
4.料金も全般的に割安。
料金体系については「電子内容証明サービス e内容証明」でご確認ください。
セミナーその10…電子内容証明の利用法
1.サービスの対象地域
国内のみのサービスです。海外への郵便の送付又は海外から国内への郵便の送付を行うことは出来ません。
2.利用者登録
電子内容証明サービスをご利用になるお客様は、事前に利用者登録を行い、利用者IDを取得することが必要となります。
3.文書の作成方法
文章の作成方法はアプリケーションソフト「Microsoft Word95,97,98,2000,2003」または「JustSystem一太郎Ver.8,9,10」を利用し作成します。文字ポイントサイズにより1枚の用紙で1,500字から1,800字記載することができるので、通常の内容証明による1枚の用紙の字数制限520字に比べると、電子内容証明1枚で普通の3枚分記載できます。
4.差出人・受取人への配達
作成した電子内容証明の本文および申請時に登録された差出人・受取人情報を元に、受取人宛て原本郵便物、差出人宛ての謄本郵便物を作成します。
作成した郵便物は専用封筒に封かん後、受取人宛ては書留郵便物、差出人宛ては配達記録郵便物として発送されます。
5.一括差出サービスと謄本一括返送サービス
電子内容証明サービスでは一度に100通まで差出すことができます(受取人数が各1名の場合の換算。一部の郵便物の受取人が複数人(同報)の場合は総郵便物の合計受取人数が100人までとなります)。
これにより、事前に電子内容証明郵便を複数作成し、一括で受付を済ませることができます。
一括差出しサービスで電子内容証明サービスの申請を行った場合、通常はそれぞれの電子内容証明郵便に対する謄本が別の郵便物として配達されます。謄本の一括返送を指定すると一括差出しで差出した電子内容証明郵便の謄本が1つの郵便物でまとめて配達されます。さらに謄本返送料金がお得になります。(注:すべての差出人が同一の場合にこの指定は可能です)
6.同報受付サービス
電子内容証明サービスでは、現行の内容証明でも実施している完全同文内容証明、不完全同文内容証明に完全対応しています。本文が同一の内容証明文書をテンプレートとして作成しこのサービスを利用すると、複数の受取人宛てに簡単に同一の電子内容証明を差出すことができます。また、同報を使用した場合、2通目以降の内容証明料金が減額となるためお得です。(注:謄本は同報に対して1通のみ発行されます)
詳しくは郵便局「電子内容証明サービス e内容証明」をご覧ください。
〜内容証明基礎講座〜セミナー目次
セミナーその1…内容証明郵便とは何か?
セミナーその2…どんな場合に内容証明を使うの?
セミナーその3…内容証明のメリットとは?
セミナーその4…内容証明のデメリットとは?
セミナーその5…内容証明の書式は?
セミナーその6…書き方の注意点
セミナーその7…内容証明郵便の出し方
セミナーその8…費用・郵便料金
セミナーその9…電子内容証明の概要
セミナーその10…電子内容証明の利用法